Orlandoo OH32A02 パジェロ を組みました
ふたたび、ちっちゃいオフロードラジコンカーのキットで遊びました、というお話。
今回も、組み立て遊ぶまでの経緯をVOICEROID/CeVIO解説で動画にしました。
最近良さげなカメラを買ったので調子に乗って内容を充実させてみました。
今回もYouTubeの方は英語字幕付き。
以下、例によって細かい補足を記録しておきます。
パーツ構成
- キット: Orlandoo Hunter OH32A02
- プロポ: Orlandoo D4L (ジープと共用)
- 受信機: Orlandoo D401E + DS0001 + DS0004
- モーター: NS0300 (300rpm JSTコネクタ)
- サーボ: Orlandoo 2.2g デジタルサーボ
- バッテリー: Turnigy nano-tech 7.4V 300mAh 35-70C
- ホイール: ノーマル + MX0026 + XS-59845BU + GA1004 + GA2001
- サスペンション: ME5-230
- ドライブシャフト: MD5-300-22
- 小物: フロアジャッキ
購入~着手
キット自体は前作ジープとほぼ同時に発注していました。
ただAliExpressのお約束で到着が遅れたため日本車の本命として後回しに。
結果としては大正解。
2020/8月頃から着手、途中ゲームモデリングや3Dプリンタ導入で長期保留を挟んで2021/3月に完成。
ジープの動画が最初伸びなかったので、序盤の作業をあまり撮影しなかったのが悔やまれます。
その編集中にまともな撮影機材が欲しくなり、RX100M5を導入。以後の作業は動画にできました(ギアボックスあたり)。
ディティール
A01ジープは表面がざらっとマット成型のボディ、モールドも大味でいかにもRC的な強度重視シェルでした。
後発のA02パジェロやA03ランドローバーは平滑なボディに精密なモールドが施されています。
付属のタイヤもスケール感重視の細いタイヤになっているので、そういう路線に変わったのでしょう(スケールも1/35→1/32になっています)。
そうした傾向と個人的な好みもあり、今回はプラモ的手法でディティール寄りに仕上げることにしました。
かつてはプラモのスキルがないためペパクラしてたことをご存知の方もおられるかも知れませんが、いつの間にやら… 言うて我流素人の域は出ませんが。
ボディ加工
2色塗り分けクリア研ぎ出しまでやってからスジボリするガバガバモデラーがいるらしい #山車模型部 pic.twitter.com/SW2hOfpxdw
— 山城タカミ (@takami347) September 21, 2020
動画でもこき下ろしたオーバースケールのグリルガードは省略し、取付穴をパテ埋め。
バンパー中央にはスジボリを追加しました。
3Dプリントパーツ(光造形)
【OH32A02】RCパジェロの色差しで作業初め。
— 山城タカミ (@takami347) January 1, 2021
1/32なナンバープレートと三菱ロゴが欲しかったのでとえいさん @TEIMN_Main に3Dプリンタ出力して頂きました。とてもいい感じ #山車模型部 pic.twitter.com/iDOtAuKnzL
パジェロのスケールモデルとしては、大人の都合で省略されてるエンブレムとナンバーの再現は必須。
RTM仲間とえいもん氏の協力を得て、光造形3DプリンタPhotonで出力していただきました。
(重ね重ね感謝。)
光造形の出力品はほぼプラモ製品レベルの細密さで十二分に満足できる造形ですが、いかんせんレジン、それも薄いプレートのため今回は強度不足が露呈しました。
動画の屋外写真をよく見るとナンバーが割れているのがお分かり頂けるかと。
ギャップの下りで勢いよく車重をかけて直撃するような衝撃には耐えられないようです。それはそう。
粘りのあるプラ板で裏打ちするのが良さそうです。
3Dプリントパーツ(FDM)
【3Dプリンタ】ANYCUBIC i3 MEGA-Sの ダイレクトエクストルーダー化・オートレベリング・ドライバ交換・ファン交換など改造メニューが一通り終了。 pic.twitter.com/aVzzgy282P
— 山城タカミ (@takami347) April 4, 2021
シャーシの組み立てと前後して、弊工にも3Dプリンタを導入しました。
FDM(熱溶解積層)式のANYCUBIC MEGA-Sです。
先述の光造形式と違って細密な造形はできませんが、より大きく強度に優れた造形ができます。
早速これを活用、まずは電飾基板・スイッチ・スピーカーをシャーシに固定するマウントを作成しました。
やっぱ3Dプリンタ買って良かったな
— 山城タカミ (@takami347) March 14, 2021
現物合わせでワンオフパーツ自製できるのでズボラ工作が捗る pic.twitter.com/KhWYyTN1J4

- ジープでも自作した、ステアリング角拡大用のクランク型延長サーボホーン
- スペアタイヤの傾きを修正(垂直に立たせる)する変形ワッシャー
も同様に出力。
工作の省力化、走行性能、ディティール向上に有効利用できました。
トラブル:ギアの精度不良
今回最大のトラブルポイント。
動力系の組立後、妙に回転が脈打つので調べていました。
ジープの経験的に怪しいのはドライブシャフトか、モーター固定ネジの頭とギアイモネジの接触。
…しかしどちらでもない。
色々弄るうち、ギアボックスを閉めただけで回らなくなってしまいました。

すったもんだ切り分けた結果、キット付属の2つのスパーギアのセンターが出ておらず、周期的に噛み込む状態になっていました。回らんわけだ。
最終的に、ギアボックス全体を3Dプリントし軸の間隔を広げて対処しました。
ギアは単体でも分売されているので、不安なら予備を確保した方がいいかも知れません。
ケース
ちっちゃいラジコンことOrlandooシリーズの遠征用ケース…の車体固定具を3Dプリンタで作成。
— 山城タカミ (@takami347) April 4, 2021
前後の車軸をフック保持してワンタッチで着脱できるようにした #山車模型部 pic.twitter.com/mTzmHao3ty
完成後、部屋で飾る分には適当なディスプレイケースでいいんですが、バッグに突っ込んで遠征となるとそれなりに固定して保護したくなります。
外箱にはメイホウ ミリオンBOX(S)がジャスト、固定機構を3Dプリンタで製作して組み込み。
さらに車体の周りに適当なスポンジを押し込めば実用十分となりました。
雑感
好きな車種でもあり、手のひらサイズにこのディティールで力強く走るマシンは一番のお気に入りとなりました。
外に中に手間暇かけた甲斐は十分ありました。これだから動力模型はやめられない
2台体制にもなったことですし、また折に触れてドライブしに行こうと思います。
しかし、よもやここまではまるとは思いませんでした。
思い返せば、自宅時間が増えて鉄道模型用に電子部品を漁ったらラジコンを見つけ、動画にしたらカメラが欲しくなり、改造に3Dプリンタが欲しくなり、2台目を組み…と実に綺麗なコンボが決まっています。次はアクションカメラと車載ですかね…
いい模型をいいカメラで撮ると所有感が満たされるというのも楽しい発見でした。
作業の幅も広いので、プラモ・RC・撮影・編集・調声とまた一通りLvアップできたかな…と。
次のキットも溜まっているので、近いうちに着手してさらにドツボに嵌っていくことでしょう。
解説の続き?ごめんて。
そういえば動画のVOICEROID/CeVIOキャラについて、
メインがセイカさんなのは、あまりキャラクターに固有イメージを持ってないので喋らせやすいため。
中身は完全に山城です。歳も比較的近い 某すごいな系脳天V1ささら市長も1割くらい混入している 俺の血税から推しが生えてきた 20世紀から来た未来人
おねちゃんはキャラの好みと、CeVIOゆえ調声の幅が広く相方として動いてもらいやすいため。
出る度に幼くなっていく チャンオネチャンオネチャンオネチャンオネチャンオネチャンオネチャンオネチャンオネ
- 関連記事
-
- ペアーハンズ ロンチキA編成 を組みました (2022/05/28)
- Orlandoo OH32A02 パジェロ を組みました (2021/06/07)
- Orlandoo OH35A01 ジープ を組みました (2020/09/05)